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親知らず

親知らずのお悩み ご相談下さい!

親知らずが痛くなり来院される患者さんは若い人が多いです。
親知らずが生えかけていたり、風邪を引いて体調が悪かったりすると痛くなりやすいです。

治療の流れとしては、強い症状がある場合いきなり抜歯することはできません
まず消毒をしたりお薬を出して痛みや腫れを落ち着かせる方法を取ります。
その後抜歯したほうが良いかどうかを慎重に判断し、抜歯したほうが良い場合は患者さんの希望があれば抜歯することになります。
また親知らずがあごのなかを通る太い神経・血管と完全にくっついている場合など、抜歯に非常に高いリスクをともなう場合は提携する総合病院への紹介も行っております。

抜歯をお勧めする場合

過去に何度も痛みや腫れを繰り返していた場合
横向きや斜めに生えていて隣の歯に悪影響がある場合
すでに大きな虫歯があったり、歯ブラシが届かず汚れを落とすことが出来ない場合

このような場合は抜歯をお勧めします。

必ずしも抜歯しなくて良い場合

まっすぐに生えていて上下の歯がかみ合っている場合
骨の中に完全に埋まっていて症状がない場合
このような場合は必ずしも抜歯しなくて良いと言えます。

抜歯後の注意点(腫れ、痛み止め、その他)

抜歯後は安静にしていただくことが重要です。

激しい運動や長時間の入浴は控えてください。患部の安静のため、なるべくうがいは避けてください
また、細菌の感染を防ぐためのお薬と痛み止めのお薬を処方します。
上よりも下の親知らずを抜いたときのほうが痛みや腫れが強くなりやすいです。
下の親知らずを抜く場合は念のため翌日の仕事や学校を休めるようにしておいたほうが安心です。

抜歯の流れ

まず抜歯の前に局所麻酔を十分かけます。その後は歯の状態によって大きくわけて2つの抜歯の方法があります。

① 歯が比較的まっすぐ生えている場合で根っこの形が単純な場合

ヘーベルという小さな器具を使って歯に力を加えていくと、歯がグラグラになります。
グラグラになった歯を鉗子という器具でつまんで抜きます。
あまり時間もかからず、抜歯後の症状が軽い、簡単な抜歯と言えます。

② 歯が横向きに生えている場合、根っこの形が複雑な場合

このままの状態では歯が抜けませんので、虫歯を削るときに使うドリルで歯をいくつかに切り分けます。
親知らずの大部分が骨に埋まっている場合は歯ぐきを切って骨の部分を取り除く処置が必要な場合もあります。
その後、切り分けられた歯のかけらをひとつずつ取り除いて行きます。
比較的時間がかかり、抜歯後に腫れの出やすい難しい抜歯と言えます。

CTによる診断

CT撮影により親知らずの状態を3次元的に診断することで、抜歯をより安全に行うことができます。
難しい親知らずの抜歯の場合、あごの骨のなかを通る神経・血管を傷つけないことが重要です。
また根っこの形が複雑であっても3次元的に見える状態であれば、どの方向が抜けやすいかが分かりますので効率的な抜歯を行うことができます。